Albert Goshman:Sponge Balls
どうも皆さんこんにちは。名前がかっこいいマジックを見ると、ついつい食指が動くミーハー男、ineedadrinkです。
最近は、あまり買わなくなりましたけどね!大人になったもんです、俺も。
もちろん鬼子が目を光らせているからだとは一言も口に出しませんけども。
さてさて今日は、このスポンジボールDVDの中でも、VIPといっていい方のご紹介です。
そう、彼の名はアルバート・ゴッシュマン。最も広く世に知られた「スポンジ・マスター」です。
現象:
マジシャンはがま口の口金部分を取り出し、
その中から大・中・小の3個のスポンジボールをいきなり取り出します。
大きなスポンジボールを観客に握ってもらい、自分は小さなスポンジボールを握ります。
観客に「GO」といってもらうと
マジシャンの手からスポンジが消え、観客の手の中から現れます。
次に、大きなスポンジと中くらいのスポンジを握ってもらい、小さなスポンジは自分が握ります。
この状態でおまじないをかけてもらうと
小さなスポンジは、まるで吸い寄せられるように観客の手の中に飛び込むのです。
この人を、ただの小太りのオッサンだなんて思ってはいけません。この人がいなければ、今のスポンジマジックはなかったと言い切ってもいい、それほどの男、アルバート・ゴッシュマン。
この人がマジック用のやわらかスポンジを開発したことで、スポンジマジックはクラシックの地位を獲得しました。伝説となった男、アルバート・ゴッシュマン。
俺はこの世紀の大発明が世に出た当時、まだ生まれていませんでしたが、マジェイアさん
によると革命的なできばえだったようです。まさにマジック界にその名を刻んだ男、アルバート・ゴッシュマン。
その後、世界に通じる日本のブランド、テンヨーが「世界一やわらかいスポンジ」を作り出し、日本でのシェアを確立しました。これもものすごい。どういう風に作ったらこんなにやわらかくなるのかというくらいやわらかで大好きです。
話が横道にそれてしまいましたが、何が凄いって、そんなスポンジ界の神がマジックを見せてレクチャーまでしてくれるというこの奇跡的な状態。しかも価格は2800円(全部含めて)。
何を考えているんだL&L。ありがとうL&L。
そりゃ財布の紐も緩むってもんですよ!
マジック自体は実にシンプルです。一番最初が一番ダイナミックで素敵。「まさかそうくるとは…」と一人でうめいてしまいました。
レクチャーはものごっついです。演技がそっけないので、「解説もおんなじかなあ」と考えていたらとんでもない。
恐るべき緻密さです。トリックの芯の芯まで教えてくれる感じ。特にフェイクパスはそのうまさもさることながら、「こうやることにはこういった意味がある」、「よく見てて、こうだよ、こう」などなど、思わず居住まいを正してしまう懇切丁寧な教え方。思わず練習してしまいます。コレクト・モーメント。
そのほか、あのフランシス・カーライルが得意としていたバニッシュも解説。ガルシア館長も見せてくれましたが、脅威のビジュアルさ。何度見ても完全に手の中に入っているはずなのに…。
これをこのままパフォーマンスとして行うかどうかと聞かれると、少し考えてしまいますが(バーガー翁がいるので)、考え方自体はとても参考になります。
難易度…★★☆
効果 …★★☆
- キッチンスポンジ
- ¥420
- 自然食品の店 正直村
レクチャー#1
この前から、
「これは使える!なぜ今まで誰もこんな素晴らしいテクニックを思いつかなかったのか!ノビジュースと名づけて○○リフト(本名)と名づけて発表しよう!」
と思っていたテクニックが、40年以上前にすでにダレイ博士によって発表されていたことを本日知り、大ショックのineedadrinkです。
世界は広いよ…。
あまり見たことがないのも事実なので、俺が考えた練習方法というかマスターのための方法を書いておきます。埋もれさせるにはあまりに惜しい…。
居ぬ間に洗濯。
ただいま某所で使うサロンマジックを猛練習中。フィッシャーレクチャーに行きたかったのですが、「そんな暇があると思ってんのか」という鬼の一声であえなく玉砕。涙でロープが見えねえ…(T_T)
憧れのグラビティハーフパスが…\(^o^)/
さっきまで、後ろでは鬼が仁王立ち。隙をついて更新しております。
果たしてやつは鬼なのか仁王なのか…。あっ、すぐに練習に戻ります!
Steve Dacri:Martian Sponge Ball Routine
どうも皆さんこんにちは。そういえば今日は七夕ですね。
織姫と彦星も再会を喜んでいることでしょう。
台所で料理にいそしむ鬼子に言ってみました。
「俺たちも、一年に一度だけしか会わないようにする?」
「ヤダヤダ!そんなのヤダ!」、そんな可愛い返事を求めていたのです。
鬼はこちらを振り向きもしませんでした。
「いいけどよ。あたいがいなくなったらお前生きていけないだろ」
なんたるお言葉…。
さてさて今日は、またしてもスポンジです。
考えてみると、もうこの後には二人しか残っていないんですねえ。なんだか感慨深い。
それでは、スティーブ・ダクリで『マーシャン・スポンジボール・ルーティン』です。
現象:
マジシャンはがま口の口金部分を取り出し、その中から大きなスポンジボールを二つ取り出します。
一つを自分が握り、もう一つを観客に握ってもらったらすぐにおまじない。
一瞬で、観客の手の中にスポンジが移動します。
さらに口金からもう一つのスポンジを取り出し、3つにしたらテーブルに並べ、一つずつ握ります。
最後の一つはポケットに入れ、観客に「手の中にはいくつあるでしょう?」と聞きます。
「二つ」と答えるとマジシャンは肩をすくめ「もう一度やってみましょうか」
手を広げると3つのスポンジが転がり出てきます。
もう一度同じことを繰り返しますが、やはり3個出てきます。
さらに2個を手の中に握り、最後の1個をポケットに入れ、別の観客にも尋ねます。
「2個」と答えるとマジシャンは微笑み「あなたはとても素直な方ですね」
手を開くとスポンジは残らず消えています。
もう一度口金を取り出し、中からスポンジを一つ取り出します。
「一つだけだと困ることがあります。そんなときはこうするんですよ」
スポンジの真ん中を指で一刀両断すると、2つに分裂してしまいます。
その後、テンカウントを何度か見せた後、観客にスポンジを持っていてもらおうとすると
スポンジは消えてしまっているのです。
「世界一手の速い男」、それが彼につけられている二つ名です。
その名のとおり。特に最初のスポンジ移動は半端なく速いです。超特急ひかり号ってな感じ。
本当にスポンジが好きなんだなあと思わせるパフォーマンスです。そういえばこの人、「SPONGE TOOL BOX」なるものも販売してましたね。
使うブツは彼のこだわり。写真の大きなスポンジボール。
アレをそのままマジックに使います。こりゃちょっとしたスペクタクルですよ!
現象自体は基本ながら、スピード感あふれる演技でキレがありますね。
口金からぬるりと出てくる様も素敵です。スポンジが大きめなので、凄い説得力。思わず目をむきました。
ただ問題が一つだけありまして。そのあまりの大きさのため、いろんなところでちょいちょいはみ出して見えてしまってるんです。
観客は気が付かないのかその振りをしているのか、俺がスポンジを見すぎて少し敏感になりすぎているのかは分かりませんが、どうしても気になります。
解説では普通サイズのスポンジも用意してくれていますのでご安心を。
難易度は易しい部類です。
難易度…★☆☆
効果 …★★☆
- ソースネクスト
- 驚速 8
白い染みになるんですよ。
とあるギミックを作っていたら、接着剤を床にこぼしてしまいました。
激怒する鬼子。
俺は落ち着いたものです。
「マダム、『その汚れはineedadrinkがつけたものだ』とおっしゃればよいのです」
, -― ''"^'ー- 、
/_, -――- 、、 ヾ-、
l'´ ,..::'! .: {i, ヽ、` 、` ー┐
l _, 。ィ' li:.、ヒァ' ヽ lj /
ノ `ヾ、.:'.::`ミ/゙'、 Y^iイ_
/ ⌒';,゙i, ri:.:i .::' メ、、_ノiトミ> 前が見えねェ
l ,:' /,';;;}:.ヾ:. 八リ
丶 ' {;!゙' ::.. ,ィ' ヽヽ
ゝ---- ― ァ'" ヽ
(( イ てヽ、{ そ ノ
} 丶、、__(⌒Y⌒)i-、
l , -‐Z二二二ニ'^ー 、
└r- ( (/ r==ュ ) ) ))
〉―ト(T)二二二二 彡イ
,) ,l |l! l
ゝ―ri, l
- 臼井 儀人
- クレヨンしんちゃん (Volume3)
Johnny Thompson:Benson's Bowl Routine
どうも皆さんこんにちは。今最も暑い男、ineedadrinkです。
さてさて今日は、昨日のケツショックから立ち直り、WGMのスポンジボールをお届けします。
今回はコチラの方。見てくださいこの姿。この人のマジックなら見たいと、そう思わせてくれます。
それではご紹介しましょう。ジョニー・トンプソンで『ベンソンズ・ボウル・ルーティン』。
現象:
マジシャンは2個のスポンジボールとおわんを一個、それに魔法の杖を取り出し、観客に示します。
「まずは準備運動だ」といい、右と左のスポンジボール上にそれぞれの手を置いて上げたり下げたりしながら10数えると、
右手から左手にスポンジボールが移動します。
同じことをもう一度したあと、いよいよ本番です。両手が空なのを見せ、おわんを検めてテーブルの上に伏せます。
スポンジを握り、杖でおまじないをかけると、
スポンジは手の中から消えてしまいます。
マジシャンが得意顔でお椀を開けると
お椀も空です。
消えたスポンジはネクタイの裏から現れます。
「今度こそ」とばかりに同じことをもう一度。今度は
スポンジが消え、伏せておいたお椀の中から現れます。
もう一個のほうも同じようにして消します。
観客から大きな拍手をもらった後、スポンジボールを一個握ってもらい、もう一つはマジシャンのネクタイの裏に入れます。
この状態でおまじないをかけると、観客の手にスポンジが二個現れます。
最後は観客に杖を持ってもらい、一つをポケットに入れ、残りのスポンジを手の中に握ります。
観客におまじないをかけてもらい、マジシャンが手を開くと、見事スポンジはありません。
しかし、移動先にと指定していた観客の手の中にもありません。
「またスポンジが間違えて移動したんでしょう」と笑いながら、伏せてあったお椀を持ち上げると
お椀の中からは
箱入りのカードが一組出てきます。
驚愕する観客。
さらにマジシャンがカードケースを持ち上げると
そ の 下 か ら ス ポ ン ジ ボ ー ル が 出 て く る の で す 。
「グレート・トムソーニ」ことジョニー・トンプソンのマジックを見るのはこれが初めてですが、素晴らしい出会いになりました。ありがとう、L&L。
やっていることは古典的な「お椀と玉」、間違いなくクラシックなのですが、それをうまく自分のものにアレンジしています。土台となるテクニックも素晴らしく、見ていてストレスに思うところがありません。
クライマックスも奇想天外。まさに「マジックとは、誰も予想していないところに驚きを用意することである」(byフー・マンチュー)状態。最後にカードが出てくるのでこの後のマジックにもつなげやすく、非の打ち所が有りません。
でもそんなことより何より、俺が気に入ったのは、この人が、一つ一つの動きをとても大事にしていること。
「全ての動作に意味がある」とはマジックをやっていると良く聞く言葉ですが、実際に体現できている人というのはまれで、つまりジョニー・トンプソンはそんな貴重な人材の一人です。
解説のたびにテレビの前で大きくうなずいてましたからね!こんなに聞くのが楽しいレクチャーは久しぶりです。にぎやかなテンションとか、ジョークで楽しいというのではなく、単純に「なるほど!」と、極上のミステリを読み明かすあの快感。この人の他のレクチャーも受けてみたい。
根本さんのところではこの人のDVDに「今後一生皆さんの奇術人生に役立つでしょう」と紹介されていますが、さもありなん。中身はクラシック、演じるのがグレート・トムソーニって、マッスルブラザーズ並みの黄金タッグですよ!
買っていいかい鬼子?(チラチラと横目で見ながら)
難易度は易しい部類に入ります。カメハメトンプソン師匠が練りに練ってくれているおかげで、無理、無駄な動きが全くありません。もうホント、最高。
俺、思わず背筋を伸ばしてレクチャー受けてましたからね!スポンジはバーガー翁という心に決めた人がいるというのに…。
今一番生でレクチャーを受けたい方です。御年70歳。お元気で過ごされますように。
難易度…★☆☆
効果 …★★★
ええ、アレは座った瞬間でしたね…。いやな音がしたんですよ。
どうも皆さんこんにちは。スーツのズボンがお尻からびりッと裂け、大ショックの男、ineedadrinkです。
ヤバイですよ!これはつらい。そして恥ずかしい。
そもそもサイズ的にはかなり余裕だったというのに、なぜこんなことに。
言い訳ですが、最近はビリー隊長&鬼軍曹の指導の下、ほんの少しずつ引き締まってきてるんですよ。
決して俺がブヨンだからではないんですよ!おかしいなあ~。変だなあ~。
さてさて今日は、スポンジのレビューをやろうと思ったんですが、ケツショックのためお休みします。
クールビズを気取って上着は会社において通勤してましたが、今日は着て帰ります。
うまく隠れるといいんだが。電車乗るの怖いなあ…。
- 村の鍛冶屋
- クールビズ推奨 デジタル温湿度計
たぶんみんな一斉に…
フレンチドロップがサイトをリニューアルさせましたね。
機能美あふれる中にも気品が。なかなかいいじゃないのさ。
そして激重。もう少ししたら落ち着くとは思いますが。
それにしても、リニューアル中にも遊び心を忘れないあたり、いいセンスしてるなあ。
37
「好きな数字を言って頂戴なのよ~~」
うふん☆
「向かってくるぞ――ッ」
「怪しい動きだーッ」
「撃て―――――ッ!」
「わ――ッ!撃つなーッ」
「わ…わかったッ!動かない――ッ!くそっ さ…さすがナチスだぜ!よくぞオレのVCをみやぶったな!」
「マヌケッ!ひと目でわかるわ――――ッ!きもちわるいーッ」
「おまえみたいに強引で不自然なVCがあるか!スカタン!」
どうも皆さんこんにちは。昨日張り切ったおかげで今日は少しゆったり目の男、ineedadrinkです。
さてさて今日は。珍しくメンタル物を取り上げようかと。
Marc Oberon(Bang Onとか発案した人)の『37』です。
現象:
マジシャンは一枚の封筒を取り出します。
中をあけて見せると、赤い紙が一枚、折りたたまれて入っています。他には何もありません。
それを封筒に戻し、テーブルの上においておきます。
それから一人の観客を指名し、好きな二桁の数字を一つ言ってもらいます。
仮に「35」だとしましょう。
マジシャンは封筒を取り上げ、中から赤い紙を取り出します。
するとそこには
紛れもなく「35」と書かれているのです。
価格は、フェザータッチで3465円、GINで3200円ですね。
何がいいって、口に出しただけの数字が封筒の中から出てくるというそのダイレクトさ。
マーク・オベロンがバングオンで世間様の話題になったころ、俺は一人部屋で背中を丸めながら
「別にインビジブルデックとブレインウェーブがあればいいもんね」
と拗ねていたものです。
そんな俺でもこれは買いだと思いましたね。何しろ数字ってのがいい!カードに食傷気味の観客もこれには食いつくってモンですよ!
難易度は簡単です。練習もほとんどいりませんし、失敗もほとんどありません。シンプル・クリーン・ダイレクトにインパクト。まさに究極のメンタル…。
ふうーう。さーて褒めるのはこれくらいでいいですか?
駄目なところですが、たった一つ。たった一つのシンプルなものです。
それは、かなりの強引さを伴うマジックだということ。
こいつが致命的なレベルです。ギミックはなかなか良く考えられているんですが、そこにたどり着くまでがひどい。もうなんか、「おっ、すげーいいアイデア思いついた。けどそこまでの方法考えるのが面倒だなあ。よし、もうこれで行っちゃえ!なんとかなるなる!」みたいな感じ。
なんともなりませんよ。
最初に解説文読んだ時には愕然としました。ショップの紹介文に書いてある通りのことが出来ません。
これはなんだ。買ったところの翻訳がまずいのか。
つうか、解説文の通りにやったら、もう「予言」ですらないじゃないですか。
ギミックのアイデア自体が非常に惜しいので、俺はとあるアイデアと組み合わせて使っています。それでもなんだか…。
正直、スワミの方がなんぼかいい働きをしてくれます。無念。
難易度…★☆☆
効果 …★★★(キレイに成功の場合)
- 樹生 かなめ, 硝音 あや
- だまし討ちだぜ、DR